坐骨神経痛は痛み

坐骨神経痛の痛み

坐骨神経痛とは、特定の症状の呼び名であって、病名ではありません。「坐骨神経痛」の名前のとおり、坐骨神経がなんらかの負荷や衝撃で、圧迫されることにより生じる「神経の痛み」を総称して坐骨神経痛と言います。

坐骨神経痛の代表的な症状は、臀部から太ももの後ろ側にかけて鋭い痛み。症状が悪化すると痛みとともに痺れが併発し、歩行困難な状態に陥ることもあります。

このように坐骨神経は、臀部、太ももの裏などを通っている神経のため、下半身を中心に症状が出ます。また、天候などによっても症状が不規則に変化するという特徴があります。

  • やっかいな痛み

坐骨神経痛は、同じように下半身に痛みが生じるぎっくり腰やヘルニアと比べると、痛みの種類が「厄介」だと言われています。 そう言われている原因は、具体的にはこれらのものです。

  • 激痛もあるが、比較、慢性的な鈍痛が多い。
  • 痛みやしびれは、限定的な動作に伴って生じる。
  • 常に違和感や不快な思いが伴う。

ご覧の通り坐骨神経痛は、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアのように極端な激痛が襲ってくることがあまりありません。ですから、坐骨神経痛が発症していても、「我慢できない痛みではない」「病院に行くほどではない」という考えに陥り、痛みが悪化してから病院に駆け込む、という最悪のケースを招くことも少なくないようです。